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花屋、本屋、パン屋…床屋?

 みなさん、こんにちは

 先日、オーストラリア人の学習者Tさんが、「床屋の“床”は何だ」と聞いてきました。

 普段何気なく使っていた言葉ですし、あまり重要な言葉だと感じていなかったので、答えに戸惑いました。

 床屋の“床”が「床(ゆか)」のことなのか「床(とこ)」の意味なのか、恥ずかしながら分からなかったのです。

 
 皆さんはご存知でしょうか。

 
 「床屋」は『みんなの日本語Ⅰ(第1版)』の第15課で出てくる新しい言葉です。しかし、第2版では削除されています。もう「美容院」とか「理容院」のほうが一般的で使わないということなのでしょうか。


 一部では放送禁止用語とか差別語だとかも言われていますし、そういう言葉は日本語教育のテキストには用いない方がいいということだったのでしょう。


 ただ、今回はその問題ではなく、花屋、パン屋、本屋のように〇〇を売る店を「〇〇屋」というのに対して、どうして「床」を売っているわけではないのに「床屋」というようになったのか、調べてみました。


 これがちょっと複雑。

 大辞泉によると、「江戸時代、髪結いが床店(とこみせ)で仕事をしていたところから」とありますが、うーん、今度は床店って何?っていうことになりますよね。

 今度は「床店」を調べると、「商品を売るだけで人の住まない店。また、移動できる小さい店。屋台店」なんだそう。

 余計にわからなくなってきました


 いろいろ調べてみると、山口県下関市の亀山八幡宮の中に床屋発祥の地記念碑というのがありました。

 それによると…

 鎌倉時代の中頃、御所勤めの公家藤原采女亮(うねめのすけ)は宝刀紛失の責任をとって、職を辞し、下関に移り住みました。采女亮は新羅(しらぎ)人から髪結い技術を学び、結髪所を開きましたが、店の床の間には采女亮が敬う天皇をまつる祭壇があったため、この店のことを床屋(とこや)というようになり、以来「床屋(とこや)」という言葉は、下関で生まれ全国に広まったといわれています。

 答えはこういうことだったんですね。ふーん、面白い…


 でも、Tさんにどうやって説明しよう…

 これが日本語教育の頭の痛いところなんですよね…


 では、また
 
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まとめ【花屋、本屋、パン屋…】

 みなさん、こんにちは 先日、オーストラリア人の学習者Tさんが、「床屋の“床”は何だ」と聞いてきま
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