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「ご遠慮してくださいますよう、お願い申し上げます」…?

 みなさん、こんにちは


 ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました。

 それなのに、こちらに訪問してくださった皆様、申し訳ありません。そして、ありがとうございました。


 今日は待ちの片隅で聞いたアナウンスで「ん?」と思ったものをご紹介します。



 駐車場の利用についての注意でした。


 「駐車場をご利用のお客様にお願い申し上げます。障害者マークの駐車スペースはお体の不自由な方のためのスペースです。一般の方のご利用はご遠慮してくださいますようお願い申し上げます。」

 日本語教師としての職業病か、はたまた年をとったせいなのか、どちらにしても「これは捨て置けぬ」ゆゆしき事態です。


 話は変わりますが、最近の日本語はどんどん丁寧さを増していくように思います。

 天皇陛下のご婚礼の映像などが流れることがありますが、アナウンサーは「美智子さん」と言っているように思います。

 でも、結婚なさってからの皇太子のニュースで「雅子さん」なんて、一度も聞いたことがありません。

 
 「召し上がる」はそれだけで「食べる」の尊敬語ですが、さらにそれを「お召し上がりになる」と敬意を重ね、さらにさらに「お召し上がりになられる」なんて、どれだけ相手を尊敬すれば気が済むんでしょうかね

 ただ、これは尊敬語を重ねているので、まだ許容の範囲かなと思うのですが、上のアナウンス「ご遠慮してください」はどうも許せません。

 「ご~する」は「ご案内します」とか「ご紹介します」というような、目上の相手に対してへりくだった言い方で、自分の行為について言う場合に使います。

 決してお客様に対して使う表現ではないと思うのですが…。

 ただ、社会で一般的に使われている「お申し出ください」とか「ご持参ください」は、もともとはやっぱり謙譲語「申します」「持って参ります」と、謙譲語だったと思うので、「ご遠慮してください」も普通に使われる時代が来るのかもしれませんね。


 皆さんはどう思いますか。


 では、また 



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日本語、あれっ?(14) 「食わず嫌い」「負けず嫌い」

 みなさん、こんにちは


 普段何気なく耳にしている日本語も、意識してみるといろいろ不思議だなぁと感じる言葉がたくさんあります。

 最近、気になったのが「負けず嫌い」。

 「食わず嫌い」は納得できます。「食わず」つまり「食べない」のに見た目が悪かったり先入観でおいしくなさそうだと感じて嫌うことですよね。食べ物に限らず、いろんな場面で使われます。

 では、「負けず嫌い」はどうでしょうか。「食わず嫌い」と同じだとしたら、「負けない」のに「嫌い」ということなのでしょうか。

 まず、この「~ず嫌い」という形を持つ者は、逆引き広辞苑で調べると、「食わず嫌い」「食べず嫌い」「負けず嫌い」の三つが出てきます。

 他にもっと用例があればヒントになるのに…

 ということで、「負けず嫌い」にポイントを絞ると、面白いことにいろんな説があります。



 1.「負け嫌い」の誤用

  「アタシって負けるのチョー嫌いなのよ!!負けないわ!負けるのなんか大嫌いよ~」って言ってて、「負けないよ」「嫌いよ」が合体したってことでしょうか



 2. 「負けず」の「ず」は否定ではなく、、古語「む」の仲間の「むず」=「んず」であり、推量の助動詞「ん(む)」+助詞「と」+動詞「す」からできた「んとす(むとす)」がさらに変化したものと言われる。意味は「ん(む)」とほぼ同じであるが、それを強調する気持ちがこめられる。

 これはちょっと難しいですが、つまり古語では「負けず」が「負ける」の強調だっていうことですね。「負けるのは嫌い」という形になるのでしょう。



 3. この「ず」は打ち消しの助動詞じゃなく、「図太い」のように、接頭語として種々の語に付いて、並みのことでない、程度が一通りでないの意を表す。

 「負けず・嫌い」ではなくて「負け・ず嫌い」ということでしょうか。




 4. 「食わず嫌い」と同じ形で、食わず嫌いは、食べないで、そのこと(食べること)を嫌うこと。負けず嫌いも、負けていないのに負けることを嫌うこと。これが転じて、単に負けることを嫌うことになった。

 「アタシ、一度も負けたことないのよね。負けたことないけど、これからも負けたくないわーっ」ってことでしょうか。 


 皆さんはどの説がぴったり来ますか。

 言葉は時代とともに変わります。

 どう変わっていったのか、見ることができるのはこの人ぐらいじゃないでしょうか。

 ぜひこの方に調査に行ってもらいたいものですね。



 「負けず嫌い」は「負けるのが嫌い」。日本語学習者の皆さんは納得してくださるでしょうか


 日本語を学んでいる皆さん、納得できない日本語があったらぜひ教えてくださいね。

 メッセージ、お待ちしています。


 
 では、また 



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「嘘つきなさい」…嘘をつくの?つかないの?

 みなさん、こんにちは


 最近ラジオを聴くことが多いのですが、そのラジオのコマーシャルで、父と娘が話しています。


 娘:ただいま。

 父:どこ行ってたんだ?

 娘:図書館。

 父:嘘、言いなさい。


 「ん?」と思いました。

 「言いなさい」は命令形で、言わなければならないんですよね。

 でも、この場面では、「お前は嘘を言っているね。それはダメだよ」という意味ですよね。

 そういえば、私も仲のいい友達に「嘘つけ」と言うことがあります。

 これまでぜんぜん考えたことがなかったのですが、「嘘言いなさい」や「嘘つけ」は命令形の形をしていながら、「嘘をついてはいけませんよ」と相手を非難しているいい方なんですね。

 長い間日本語教育に関わってきましたが、これは初めてです

 
 うーん、こんな考えたこともない日本語の使い方ってまだまだあるんでしょうね。

 皆さんが感じた面白い日本語の使い方、もしあったらぜひ教えてくださいね。


 
 では、また 



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「私」 「僕」 「俺」

 みなさん、こんにちは


 これを読んでくださっている方は男性でしょうか? 

 男性の方はご自分のことを何とおっしゃいますか。

 「私」「僕」「俺」…どんな場面で使うかにもよりますが、これってとても興味深いことです。

 女性の方、ご家族の男性はご自分のことをどう呼ばれていますか。


 
 昨年90歳で亡くなった俳優の三國連太郎さん。晩年までご自分のことを「僕」と呼んでおられましたね。

 90歳という年齢にも関わらず、その言い方がとっても似合っていたと思います。

 つい先日亡くなった蟹江敬三さんも69歳で「僕」でした。

 年を素敵に重ねた方が「僕」とおっしゃるのはとても粋というか、おしゃれに感じるんです。

 

 最近ではすっかり国際的な人気者になった、フィギュアスケートの羽生結弦君。

 華奢で線が細くてとってもキュートな男の子。


 インタビューでは自分のことを「僕」と言っていましたが、実はとっても男らしい肉食男子なんだそう。

 それを証明するように、昔のインタビューがテレビで紹介されていたのですが…
 

 「スケートリンクが閉鎖されるって聞いてどう思った?」

 「俺のスケート人生どうなっちゃうんだろうって思いました。」

 
 ……小学生の結弦くんが“俺?”って、軽く衝撃を受けました。

 
 自分のことをどう呼ぶか、女性にはあまりないことですが、男性の個性が出てとても面白いです。



 こちらも有名人ですが、“世界の北野”ことビートたけしさん。

 ご自分のことを「おいら」とおっしゃいますね。

 「おいら」が似合う男性はなかなかいないと思います。


 女性の皆さん、男性がご自分のことをどう呼ばれるか、じっくり観察してみてください。

 それがとっても似合う方、なんだか違和感がある方、いろいろいらっしゃってとても面白いですよ。


 男性の皆さんは意識して使われているんでしょうか。

 よかったらコメントください。お待ちしています。

 
 
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「こちら、ポイントカードのお返しになります」

 みなさん、こんにちは


 最近では、もうすっかり市民権を得た感のある「~になります」。

 本来は変化を表す「~になる」は最近では「~です」の代わりに頻繁に使われるようになりました。


 ファミリーレストランでも注文したものを持ってこられるときにはほとんど「〇〇になります」と言ってこられるのではないでしょうか。


 また、ラジオなどで町のお知らせやイベントなどを伝える時にも、「5時会場となっております」と使われることが多いですね。

 もうラジオで「~となります」を使わないのは不可能なのではないかと思うほど


 どうして「5時会場です」「こちら、生姜焼き定食です」と言えないのでしょうか。


 思うに、最近は日本語がだんだん丁寧になりつつあって「~です」だけでは短くてそっけない感じがするのでしょう。

 では「~でございます」を使うのはどうでしょう。


 ラジオのパーソナリティーはフレンドリーな印象が大切だと思います。それなのに「イベントは5時会場でございます」なんて言ったらフレンドリーじゃありませんよね。


 で、一番便利なのが「~と・になっております」なんでしょうね。


 先日、某ドラッグストアでカードを出して支払いを済ませたとき、店員さんが「こちら、ポイントカードのお返しになります」って言われたんです。

 うーん、ここまで来たか…としみじみ「~になります」の存在感を感じた私でした。

 皆さんはもうすっかり違和感なく使われていますか。

 よかったら教えてください。

  

 
 では、また 



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